佐賀×○（さがばってん、まる）

ブログエントリーを意識して、食べたいいつもの店をパスして新店のラーメンを食べたりする。すると、やはり想像通りいけてない場合、結構テンションは下がる。

何のためにブログを書いているのかという、ジレンマに陥る。ラーメンが好きでブログを始めたのに、ブログエントリーを意識して食べる店を選択するという本末転倒な状況になってしまう。

「メタボを乗り越えて、命を削ってラーメンを食べるなら、旨いのを食いたい」てな叫びが、仄暗い心の底から浮かび上がってくるのだ。


ブログを書く意義に疑問を感じてる昨今、興味深い「日記」に関するテキストにぶち当たった。

「真夏の大逆転劇は、起こるべくして起こった！」と分析する、「佐賀北の夏」によれば、佐賀北の野球部監督のモモティーこと百崎（サキは正確には、立つサキ）監督は、十年日記を欠かさずつけているという。

その日記帳は、１０年分の特定の日が同一ページにレイアウトされており、一日分は四行だという。火事の時は真っ先に持ち出すだろうと語り、「これがなくなったら、自分の過去は何もなくなっちゃう」とも断言している。

うむうむ、自分の生き様を、活字や音として広く世の中にリリースするアーティストでない限り、その軌跡を残すのに日記というのは有用な手段だろう。

ブログは無限の広さを持ったネットの中にエントリーされるのだから、より有用なものだ、多分。ログが残っていれば、少なくとも老後の楽しみにはなりそうだ。「おっ、お昼にラーメンを連食しているよ。若かったな」「うへぇ、ラーメン大盛と白メシか。炭水化物地獄だな」なんて回想したりして（笑）


少なくとも走馬灯のように懐かしく回想できるくらいの量のログを残し、そこそこ遠い将来に読み返せるぐらいは生きておくために、煙草と酒とラーメンは控えめにしてみようか・・・。