2013年11月15日
池田屋@佐賀市赤松町
4日のお昼。
ちゃんぽん・650円。
テレビの夏クールで放送されていた、「孤独のグルメSeason3」と「たべるダケ」が9月末に放送終了となった事実を前に、ワタクシは少々鬱になった。
好きな食べ物、その時々でピンとくるものを一心不乱に食べるというシーンが共通しているドラマだった。全く、薀蓄系のハナシが出てこない展開も共通していて爽快だった。
「孤独のグルメ」の主人公は独白ながら食べながら多弁なのに対して、「たべるダケ」の主人公は一切しゃべらず黙々と食べ進むという対比も面白かった。
両番組が終わった後の寂寞感を埋めてくれたのは、両番組の終了直後に始まったNHKの朝ドラ「ごちそうさん」だった。
杏が演じる「め以子」の食べっぷりは、気持ちよくで潔くてセクシーなのである。
ほんでもって、「ごちそうさん」の11月8日放送の第35回(この週のサブタイトルは「こんぶねーしょん」。)に、ちょいと面白い「め以子」のセリフがあった。
曰く、
「昆布だしってカツオよりまろやかなのよね。やわらかくてまったりしてて。どちらかというと女っぽい。」
つーことで、なんでこんな長い前フリをしたかというと、そのセリフは、まんま昆布メインの池田屋の和風出汁のちゃんぽんを言い表わす言葉となりうるなと、ビリリと閃いたからなのである。
「中村食堂」の和風出汁ちゃんぽんを承継する「池田屋」のちゃんぽんは、確かにまろやかでやわらかくてまったりしている。
そうかそうか、定期的に池田屋のちゃんぽんを無性に食べたくなるのは、
あの味はある意味では「大いなる母性」を醸し出す女性的な味わいだったからなのかと、妙に納得したりした(けっして、マザコンっぽい意味合いでなくてw)
いい意味で、普通の味で普通に旨い。
「孤独のグルメ」や「たべるダケ」の主人公のように、ただただ黙々と至福に包まれながら食べ進められる、シンプルで奥深いちゃんぽんである。
池田屋 店舗データ
■住所
佐賀市赤松町6-11
■電話
0952-22-7508
■営業時間
11:30~15:30
18:00~21:00
■店休日
毎週木曜日(祝日の場合は翌日に振り替え)
■駐車場
店舗裏口前2台。店内で配布している池田屋ステッカーを車のフロントに置けば、近隣の漫画倉庫に駐車可。
■UD
店舗入り口には20センチ×2段の段差あり。裏口には10センチの段差あり。店内はカウンター3席と4人がけテーブルが4個。店内床はフラットだが、スペース的に余裕がないので車椅子はサポートがないと苦しい。店内雰囲気は女性の一人客でもそれほど気後れなく食べれそう。
Posted by 今仁 at 23:48│Comments(0)
│ラ日報
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