2014年05月16日
手打うどん 古奈門@佐賀市鍋島町
15日のお昼。
釜玉・430円とごぼう天うどん・530円。
「牧のうどん」「ウエスト」「人力」などの、北部九州を中心としてチェーン展開しているうどん屋のおかげで、佐賀でも「ぷよぷよ」な軟腰のうどんはメジャーな存在となっている。
スープを吸って倍化する「牧の」に至っては、ソールフードと言い切る人も多いだろう。
まぁさ、それでもたまには趣を変えて讃岐系が食いたくなるってのは、ある種の人間の性なのかもしれない。「浮気は文化です」とか「隣の芝は青く見える」てなのと同様の、非日常にたまには片足を踏み込んでしまいたいという一種の癖なのかねぇ。
「古奈門」は、佐賀では珍しい讃岐系のお店であるが、切ないことに6月10日まで営業し閉店してしまうのだとか。
このお店の店主は、「酔美」というレストランバーも経営されているバーテンダーなのだが、日本バータテンダー協会佐賀支部の支部長という大役を4月から勤められているそうで、時間の制約から仕方なく「古奈門」を閉じられるということらしい。
「手打ち」の仕込は、素人が思い描けないほど手間がかかるものなのだろう。
私なりのお別れの挨拶は、「釜玉」と「熱いの」のダブル食いなのである。
釜玉はつくり的にもの凄くシンプル。
そのシンプルさゆえに、満足感を与えるためにはブツのクオリティーが必須なのだろうが、これはなんだか嬉しくなってしまう味わいだ。
思い起こせば、初めてこのお店を訪れたのは、開店翌月の2006年05月16日のことである。
もう8年もたっているのか・・・。
あいも変わらずルックスがすこぶる良い「ごぼう天」である。
食感のサクサク感が、なんとも言えない快楽を運んでくれる。
昆布・節類・イリコで採られた出汁の上品さは健在。
しんみりと、「出汁」という文化を作り出汁育んできた日本に生まれて良かったと思ってしまう。
てな顛末なので、閉店前に食っておきたいといとお思いなら、不定休のお店なので来店される場合は、電話確認をした方が確実です。
で、「釜玉」は「酔美」でも以前から提供されていて、今後も引き続き楽しめるらしい。
マティーニ → 生ハム → マルガータ → バラライカ → XYZ → 釜玉
なんてフルコースを夢想してしまったww
手打うどん 古奈門 店舗データ
■住所
佐賀市鍋島町大字森田2580-3
■電話
0952-31-4648
■営業時間
11:00~15:00
■店休日
不定休
■駐車場
あり
■UD
入り口に100角タイル×2プラス×1の段差があり、車椅子では苦しい。店内はテーブル席と小上がりで、配置スペースは余裕があり、くつろげる。
Posted by 今仁 at 19:42│Comments(0)
│ラ日報
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