2008年02月14日
オリジナル・ラヴ


最近食べた人気カップ麺のバリエーション物ふたつ。うーん、どちらもベースとなるオリジナル製品にまるで及ばない。
「どん兵衛・坦坦うどん」は、まぁ、変化球でも投げてカウント稼ぎかなという戦略だろうから落胆はしないが、「MAXウーメン」の方はロバートハウス(ロバートが出演するFBSの番組)とのコラボは商品で、番組内でロバートのメンバーが基山町のサンポーの工場に突入取材とかしていたんで、そこそこ期待していたんですよね・・・。
ロバート・秋山は、工場突入で「いい意味で臭い」を連呼し、焼き豚ラーメンへのリスペクトを隠そうとしていなかったのに、出て来たコラボ商品は、全体的にマイルド仕様で著しく期待はずれ。「秋山油」という呼称や上ブタに書かれた「いい意味で臭い」のキャッチコピーが、幼少からサンポーの味覚にいい意味で毒されている佐賀県人の私にはうら悲しかったなぁ。

その後に、何年かぶりに食べた「うまかっちゃん」が脳内イメージよりかなり旨かったのに、ちとビックリした。(食べたのは、初めての「黒豚とんこつ・焦がしねぎ風味」だったのだが・・・。)やはり、時代を乗り越える味にはしたたかさが内胞されているのだろう。
うーん、ベストセラー商品を作り出すのは容易ではないけど、そのオリジナリティーを超える商品を世に送り出すのは、もっと難しいということなんでしょうね。
私がヘビロテしている「いちげん」は、クソまじめというほどにレシピを変えない。時々、あの「げんこつ(脛骨)」オンリーの出汁に、豚頭が加わったらどんな味になるんだろうかと夢想するのだけど。あるいは、あのピュア豚骨出汁が付け麺に応用できないかと・・・。
いちげんと正反対に、「唐津ラーメン・様式美麺れいんぼ~」は変わり続けている。デフォラーメンも創業以来変わり続けているが、期限限定の様式美麺と題された限定麺は第28弾を数えることとなり、今回は「スープOFF梅かつお麺」だそうである。その走り続けるクリエート力には感心してしまう。
オリジナルを頑なに守り続けて時代を超越してしまうのか、転がる石のように走り続け時代の流れを呼び込むのか。
ラーメン業界にとどまらずIT業界でも、はたまた農業でも、強固な意志なり精神は生き残りには必要なのは間違いないようで。
Posted by 今仁 at 00:58│Comments(2)
│ラ日報
この記事へのコメント
こんにちは。
昨日、久しぶりに「いちげん」へ。
確かに一途。スープもメニューも。
しかし、
店内装飾やどんぶりなんかは著しい変化。
変わらぬものと変わるもの。
滋味系店舗にはない楽しさですね。
「うどんの佐賀県」なんて
100年ぐらいあんな感じでしょうね(苦笑)
昨日、久しぶりに「いちげん」へ。
確かに一途。スープもメニューも。
しかし、
店内装飾やどんぶりなんかは著しい変化。
変わらぬものと変わるもの。
滋味系店舗にはない楽しさですね。
「うどんの佐賀県」なんて
100年ぐらいあんな感じでしょうね(苦笑)
Posted by ひしわんこ at 2008年02月15日 11:19
こんにちは。
「うどんの佐賀県」の普遍性は貴重ですね。
最近食べてない・・・。
「うどんの佐賀県」の普遍性は貴重ですね。
最近食べてない・・・。
Posted by 今仁 at 2008年02月16日 17:06
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