2012年10月22日
大臣閣@佐賀市諸富町大字諸富津
21日のお昼。
ラーメン・500円とごはん(並)・150円。
大臣閣を初めて訪れたのは、2006年の12月のことだった。
お店の存在はかなり前から認知していたのだが、地元出身の知人に聞いてみたら、「あそこでラーメンを食べたことはない。ラーメンが旨いという話も聞いたことがない」ということだったので、未訪問の時間が長く続いていたのだ。
代替わりし、息子さんである前店主が研究され、ラーメンの味が一変したのだろう。
超ストロングなそのラーメンに惹かれ、しばらくはヘビロテしていた。
そのうち、自分自身の嗜好がより滋味地味系に変移していったので、訪問頻度は落ちていったのだが・・・。
前回の訪問は2010年の1月だった。
そして、前店主は2010年の年末に46歳という年齢で夭逝してしまった。
で、大臣閣は前店主のお母さんと妹さんで、継続営業されていたのだが、「旨い一杯」の想い出が崩されるのが怖くて足が遠のいていた。
それは、貞子が風早君に告白したって「受け入れられる筈がない」と考えるネガティブさに似ていたし、シカマルが女の子と関わるのは「めんどくせぇ」と無気力になるのと似ていたように思う。

「前に進まねければ進歩はない」なんて、たちまちdissられそうな青くてピュアな考えで久々に訪問してみた。
ルックスにそう変わりはない。泡立ちも以前と同様のスープである。
ただ、以前は見た目からして粘度が高そうだったような気がするが、今回はそれほどでもない。
これは、日々のブレの範疇なのかもしれない。

麺はもっと断面が角張っていたように思うが、どうなんでしょうか・・・。
麺揚げ自体は以前と同様に佐賀では硬い部類である。
スープ自体のベクトルは変わらずストロングタイプ。いい意味での獣臭も健在。

ご飯がなかなかいけてた。
ご飯へのこだわりの大きさと、ラーメンへの思い入れの大きさは正比例するというのが持論なのだが、このお店も例外ではないようである。

パワーが全開てなMAXタイプではなかったので、ある程度食べ進めたところでコショーをふた振りした。
が、味に変化なし(爆)
で、もうふた振り(笑)
味が引き締まりスッキリとして、より私好みのスープになった。

前店主のお母さんと妹さんのお二人だけで営業されているようで、今回の訪問はランチタイムでお客さんが多く、オペレーション的にアタフタされていた感があった。
それでも引き続き、定期的に食べたいと思う一杯であった。
大臣閣 店舗データ
■住所
佐賀市諸富町大字諸富津138-9
■電話
0952-47-2121
■営業時間
11:30~21:00
■店休日
第2、第4火曜日
■駐車場
あり
■UD
入り口前には、10センチと15センチの段差がある。店内はカウンターとソファーセット二つと小あがり。カウンターは木の切り株状の椅子なんで車椅子でのアプローチは難しい。
Posted by 今仁 at 11:17│Comments(1)
│ラ日報
この記事へのコメント
兵庫県から。柳川市に里帰りしたさいに。立ち寄った店が大臣かくでした。あの味に惚れてしまいました【笑】美味しかった。食べ終わった時には。お店の。お母さんと。色々お喋りしました。帰り際には。娘さんも。厨房から。出て来てくれて。頭さげてくれて。最後はお見送りしてくれました。いっまでも。あの味を続けていって下さいね。絶対にまた行きます。これからも。元気で頑張って下さいねぇ。ご馳走様でした。
Posted by シンチャン at 2017年08月08日 16:19
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