2015年07月15日
のがない

育つ環境や出会う人々によって、人は転がりながら変異していく。しかし、その振れ幅はアイデンティティーの予知したステージ上にある。
言い換えれば、環境や出会いがアイデンティティーの開花を促進しているに過ぎないということである。
佐賀の私。
職場の私。
そばのあなた。
あなたの私。
宮崎駿が監督をした長編映画の作品名には、全てひらがなの「の」が含まれている。
なんてエントリーをブログにアップしたのは、もう7年も前のことだ。
で、「のの法則」は正確にいうと、長編のアニメ映画においてはという注釈がつく。
つーか、そのエントリーから5年後に公開された、彼の引退作「風立ちぬ」には「の」は含まれない。
それは、引退作であったり、「零戦」をモチーフとした戦争絡みの作品だったりすることと関係があるのかは定かではない。
今週の月曜日(20150713)に宮﨑駿監督が東京・小金井市のスタジオ・ジブリで会見を行った。会見は、日本外国特派員協会の主催である。
会見と言っても、全てがインタビューとなる稀有な形態だった。
安倍首相は、自分は憲法の解釈を変えた偉大な男として歴史に残りたいと思っているんだと思いますが、愚劣なことだと思っています。
平和憲法というのは、占領軍が押し付けたというよりも、1928年の国際連盟のきっかけにもなった不戦条約の精神を引き継いでいるもので、決して歴史的に孤立しているものでも、占領軍に押し付けられただけのものでもないと思うんです。
彼の言葉は、安倍晋三より1000倍ほど腑に落ちるw
Posted by 今仁 at 19:22│Comments(0)
│逡巡
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