2008年08月06日
の
友人に誘われて、佐賀県内の某所へ家族で出かけた。
渓流が音を立て、森が凛として存在し、蜩が物憂げに鳴いていた。
目的は、釣りと水遊びというところ。
昨日、NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」という番組で「宮崎駿のすべて~ポニョ密着300日」なんていうのを見たものだから、周りの森にトトロがいるような気がしたし、渓流の水面をポニョが走ってくるような錯覚に陥った。


昨日の番組で宮崎駿は、CGを使わず全て手書きにこだわる理由を以下のように語っていた。
佐賀の地に残る、開発の波から取り残された「ただ単に豊かな自然」に、その姿を重ねてしまうのは短絡過ぎる思考なのだろうか。

そして佐賀ラーメンは、普遍であって欲しいと願う。他のラーメンが流行り廃りに踊らされても、生き残るがためにアイデンティティーを堅牢に守り続けて欲しいと。
偉大なる田舎にこそ、私(私たち)の生きる道はあるのだ。

育つ環境や出会う人々によって、人は転がりながら変異していく。しかし、その振れ幅はアイデンティティーの予知したステージ上にある。
言い換えれば、環境や出会いがアイデンティティーの開花を促進しているに過ぎないということである。
佐賀の私。
職場の私。
そばのあなた。
あなたの私。

宮崎駿が監督をした長編映画の作品名には、全てひらがなの「の」が含まれている。
渓流が音を立て、森が凛として存在し、蜩が物憂げに鳴いていた。
目的は、釣りと水遊びというところ。
昨日、NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」という番組で「宮崎駿のすべて~ポニョ密着300日」なんていうのを見たものだから、周りの森にトトロがいるような気がしたし、渓流の水面をポニョが走ってくるような錯覚に陥った。


昨日の番組で宮崎駿は、CGを使わず全て手書きにこだわる理由を以下のように語っていた。
要するに、周り中がみんなコンピュータになるんだったら、手書きが生きてくる可能性がある。
下駄屋なんてのは、名産地といえどもほぼ潰れているけど、必ず1、2軒は残る。
いまだに続けていることによって、その店に客が来る。
僕らは書こう、エンピツを手放さずに。コンピュータにはならない。
佐賀の地に残る、開発の波から取り残された「ただ単に豊かな自然」に、その姿を重ねてしまうのは短絡過ぎる思考なのだろうか。

そして佐賀ラーメンは、普遍であって欲しいと願う。他のラーメンが流行り廃りに踊らされても、生き残るがためにアイデンティティーを堅牢に守り続けて欲しいと。
偉大なる田舎にこそ、私(私たち)の生きる道はあるのだ。

育つ環境や出会う人々によって、人は転がりながら変異していく。しかし、その振れ幅はアイデンティティーの予知したステージ上にある。
言い換えれば、環境や出会いがアイデンティティーの開花を促進しているに過ぎないということである。
佐賀の私。
職場の私。
そばのあなた。
あなたの私。

宮崎駿が監督をした長編映画の作品名には、全てひらがなの「の」が含まれている。
Posted by 今仁 at 23:52│Comments(2)
│佐賀
この記事へのコメント
水辺の写真が凄く綺麗で眼福です!
食はむやみに流行を追うのではなくてブラッシュアップされた感性を尊重したいです。
佐賀ラーメンはマイペースで独自性を保って欲しいと願うばかりです・・・
食はむやみに流行を追うのではなくてブラッシュアップされた感性を尊重したいです。
佐賀ラーメンはマイペースで独自性を保って欲しいと願うばかりです・・・
Posted by ぽん太 at 2008年08月07日 20:04
ぽん太さん、こんにちは。
水辺の写真には、私もチラリと写っていまして、つれあいの撮った携帯画像です(笑)
変わらないことを変えない佐賀ラーメンであって欲しいと願っています。
水辺の写真には、私もチラリと写っていまして、つれあいの撮った携帯画像です(笑)
変わらないことを変えない佐賀ラーメンであって欲しいと願っています。
Posted by 今仁
at 2008年08月08日 08:32

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