2004年06月19日
ニイタカヤマノボレ0619~トラトラトラ?
2004.06.19の暴挙の模様です。別blogの再掲。自分でも気に入ってるんで、使いまわしスマソ。
ついに佐賀ラーメンの時は来たりぬ、そはうつくしき曙のごとくなりき
いよいよです。
あの計画を実行に移す時がやってきました。
一休軒系の店を一日で食い尽くそうという、無謀度198%のこの企画。
もっとも、京都と長崎の一休軒には、もちろん行きません。(笑)
四日間ラーメンを断ち、佐賀ラーメンへの精神的渇望を高め、連食へのウォーミング・アップとするとともに、佐賀ラーメンへの「想い」をより高めるために、昨日は、あえて長浜系のラーメンを三連食しました。(自爆)
まずは、最近判明した事実を含めて、一休軒の歴史を振り返ってみます。
間違いが多々あるかも・・・。指摘いただくと嬉しいです。
昭和30年、佐賀で初めてのラーメン店「北京千両(現シャローム)」から遅れること三年、一休軒本店の先代が、白濁豚骨スープの発祥とも言われている三九(久留米)を引き継いだ、四ケ所さん(現在の三九中華そば専門店@佐賀玉屋西の店主)の店で働いていた方と立ち上げたのが一休軒の始まりらしいです。
先代は開店までは、全くラーメン店とは無関係の仕事をされていたそうです。
当時のラーメンの味は現在と違って、ガツン系のストロング豚骨だったそうです。
ほどなく、佐賀でラーメンと言えば「一休軒」のことを指すぐらいに超人気店となり、従業員の方々の暖簾分け店、独立店も数多く出来ました。
本店で開店当初から働いておられた高木瀬の成竜軒店主は、現店主のご主人が若くして亡くなられたこともあり、駅前ラーメン ビック・ワンを切り盛りされていた時期もありました。
駅前ラーメン ビック・ワンには、現在も、本店で働いていた方がおられるようです。
本店の先代と親類筋であった従業員の方は、一休軒鍋島店を開業され、そこからは、いちばん星といちげんという、本店から言えば孫弟子店というのも出来たのです。
現在本店は、二代目の方が切り盛りされていますが、その弟さんが、佐賀市若楠で一休軒さがラーメンを営業されています。
佐賀の飲み屋街で絶大な支持を得ている、幸陽軒の店主は、一休軒本店で修行後、佐賀駅の高架下近くで独立開業したそうですが、場所が悪すぎたのか繁盛にはいたらず、大財あたりに移転されたそうです。
その大財で人気店となり、キャパの大きい現店舗に移動されたそうです。
たまちゃんラーメンの大将も本店で修行されていました。
5月22日をもって一時閉店されたのが、ほんとに残念です。
時間は10時半。さあ一軒目の成竜軒に出かけるかと思っていると、友人のMクンから電話が入る。
どうやらカウボーイビバップの件で、家に遊びに来たいとのこと。うーん、任務も大事だが、それもちと心魅かれる。
よって、予定変更。家で待つことにする。
12時ごろにMクンがやってくる。
あんなハナシやこんなコトをして、オタッキーな時間を過ごす。
ふと気づくとすでに13時前。
いかん、時間がない!
てなわけで家族ともどもMクンも引き連れて、いちげんへ。
新しくなった暖簾と営業時間のプチ変更(オーダーストップの時間新設)の張り紙を写真をカメラに収め店内へ。

いちげん新暖簾(画像クリックで拡大画像:以下同)

営業時間プチ変更
ランチの餃子600円をオーダー。
デフォラーメンは500円です。うんうん、今日も旨いなー。
なんとも濃厚な豚骨の味わい。が、獣臭ってカンジはない。

ランチ(ぎょうざ)
まだまだ未食の佐賀のラーメン店も多いが、まがいもなく私の中でのチャンピオンです。
自宅に戻りしばし歓談の後、Mクンを見送る。
子供とつれあいたちは、明日が上の子のバレエの発表会のために最後の練習に出かける。
ミッション本格稼動モード全開!
時間は14時30分ほど。
うーん、佐賀市の北の方の店から攻めようという、当初予定からすれば成竜軒なのだが、一休軒支店が中休みがあるといけないと思い、(後で中休みなしと判明)一休軒支店から攻めることに。

一休軒さがラーメン(若楠)1

一休軒さがラーメン(若楠)2
デフォラーメン520円をオーダー。
うーん、まずくない。あまりに淡白すぎる気もする。
出汁が若干弱いような印象。つーか、げんこつだけを使った濃厚出汁であるいちげんの後では、頭やバラも使っているんだろうけど、雑味的な甘味が気にかかる。上出来なラーメンには変わりないが・・・。
ここの名物はダブルラーメン(900円)とトリプルラーメン(1200円)。
それぞれ麺が二玉と三玉なんだろうけど、お得感はないなー。
ちなみに、一休軒本店同様に通販をやっていましたが、注文用のハガキのチャーシューの文字が黒塗りされていました。
自家製チャーシューを通販するには、ハム製造業者と同等の許認可が必要らしいです。
そそくさと成竜軒へ移動。
パチンコ屋の駐車場内の店のためか、メニューがかなり豊富。
ちゃんぽん、焼きそばは未食なんだよねー。
が、それにもましてドライカレーに心魅かれる。「チャシュウ」という表記にも。(笑)

成竜軒メニュー1

成竜軒メニュー2
オーダーはもちろんデフォラーメン500円。
店主はかなりの高齢で午後の二時、三時で店から上がってしまうという話を以前聞いていましたが、この日も不在でした。
若干の不安を抱えながら待つ。で、出てきたラーメンは・・・、激うまでしたわ。
うーん、旨いなー。初来店時の感動が甦ってきました。
先ほどの妙に上品な一休軒支店の味とは違い、ガツンと豚骨を感じます。
獣臭系のクセも感じるが(これはこれで好きです)、味のコク・重厚さがスゴイ。
変にクリーミー感を感じた時もあったのですが、今日のは一休軒の源流「久留米系」を感じさせる味です。
もっとも、「三九中華そば専門店」のとは違うベクトルであるが・・・。(笑)
心底、一日でも長く営業していただいて、ずっと旨いの食わせてね、と願望状態です。

成竜軒1

成竜軒2
ふーっっ、もう既に腹いっぱい・・・。もう食えん。てな展開なので、一休軒系の店とは切っても切れない関係の畑瀬食品へ向かう。持ち帰りラーメンを買おうかという算段。
行ってみると、通常1050円の商品(チャーシュー付だと5食、なしだと10食)
が、父の日にちなみ10%オフでした。ラッキー!
ちなみに、小売のショップの名称は「ショップ ロン」という屋号です。
ロンは龍で、ラーメンの器のアレですね。
応対いただいたのは、チャーミングな女性社長さんでした。
いろいろとお話をさせていただいて楽しかったです。
ちなみに後日、自宅で冷し中華バージョンを作ってみました。
で、麺の重量を測ってみました。120グラムでした。
どこの店もこの重量かな・・・。
一休軒の暖簾分け店が、京都と長崎にもありますが、
現在は麺は供給していないとのことです。
上記二店もそうですが、畑瀬食品の県外供給店「葉隠@横浜」も
食ってみたいという願望がムクムクと。(笑)

ショップ ロン(有限会社 畑瀬食品)1

ショップ ロン(有限会社 畑瀬食品)2
いったん自宅に戻り小休止。夕刻に再度出陣。
まずは、総本山・一休軒本店へ。
デフォラーメンは550円と、ちとへこむ価格設定。
チャーシューが多めで、生卵が入る特製ラーメンだと950円です。
特製はここ二十年は食っていないんで、なんとも言えないんですが、「いちげん」のデフォ(500円)→特製(750円)と比較すると、オーダーする勇気が湧かんな~。チャーシューてんこ盛りなんですかね~。
で、ラーメン。一休軒支店と同じでした。
チャーシューはかなりの大ぶりで違うけど。
イメージの中では、若干違うかなとも思っていたんですが・・・。
さすが兄弟。遺伝子恐るべし。<違う?
出汁が薄々になったという意見も多いんですが、実際どうなんでしょうか。今日のも十分「あり」な味でした。
貴婦人ライクで優しすぎて、「かっ飛ばしていこうトンコツ系」を楽しみたい方には、物足りないかもです。脂系のトロリ感もないし・・・。
ちなみに、ここは「餃子」も「アルコール類」もありません。
あとあるのは、卵入り(600円)と大盛(700円)のみ。
スープのバランスが崩れるいう理由からだと思うんですが、昔はなかった大盛がいつの間にか提供されています。

一休軒本店1

一休軒本店2
一休軒本店を後にし、通称「鍋一」こと、一休軒鍋島店へ。
本店で働いていた店主とその奥さん、息子さんらと切り盛りされています。
「いちげん」の修行店であり、期待感はかなり高い。
が、デフォラーメン530円が出てきて、一瞬フリーズ。
スープの色が薄すぎる。食べてみても、やはり薄々。
このミッションでは、なるべく実際のスープの色が出るように、デシカメの設定をいじりながら撮っているんですが、
(↓のいちばん星は光量不足で、実際より彩度が低く明暗の度合いも暗め)写真を見ても他店との差異がはっきりとします。
がっかりである。こんなのありかと、「星一徹」ばりに、丼をひっくり返したい気分である。
「いちげん」と「鍋一」との連食を何度も試み、師匠の勝ちってなことも何度もあったのに・・・。
今日だけの不出来であることを願ってやみません。

一休軒鍋島1

一休軒鍋島2
次は佐賀駅の北口にある、駅前ラーメン・ビックワンへ。
なんでも「王貞治」にちなんだ屋号らしい。
近くに、ららららーめんがあったり、南口近くには山小屋ラーメンがあって、
プチ激戦区か?かなり以前からある店ですが、数度しか行ったことがない。
あんまし、いい印象もないんですが・・・。
オーダーしたデフォラーメンは420円とリーズナブル。
チャーシュー抜きの「ヤングラーメン300円」というのもあります。
チャーシューメン700円、特製ラーメン800円、野菜ラーメン520円というメニューも。
出てきたラーメンは豚骨出汁が濃厚な色合いの魅惑の色。食べてみると、成竜軒と瓜二つの、ガツン系のスープです。
旨いなー、ホントニ。コレで420円は中々です。
写真からもその旨さが甦る。写真は今回のミッションで一番いい写りではないかな。
野菜ラーメンも再度食べてみようと思いながら、退店しました。

駅前ラーメン・ビッグワン1

駅前ラーメン・ビッグワン2

自転車でGO!
再度自宅に戻り、焼酎を少々飲む。
なもんで、23時過ぎに自宅を自転車で出発した。
残るはあと二店。やっとゴールが見えてきました。
台風の接近によるフェーン現象で、高温多湿の夜でした。
ペダルを漕いでるうちに、ポタポタと汗が流れる。
思いっきりクジケて、片田江交差点南のジャズバー・ロンドで小休止することに。
タンカレーのジンリッキーをいただく。
その旨さにしびれて、お替りしてしまう。(笑)
これ以上飲むとミッションの継続が困難になりそうなので、欲望にブレーキ!

ロンドで小休息
ギコギコと自転車で、愛敬の飲み屋街に到着。
あとの二店は飲み屋街のどまん中の、夜のお店です。
幸陽軒では、店の前で数人並んでいたので、いちばん星から攻めのことに。
ここも、いい印象が最近ありません。
鍋一修行店で「いちげん」の兄弟子なんですが・・・。
デフォラーメンは550円。
すラーメン450円というのも。お酢か?とアルコールでちとねじが緩んだ頭に浮かんだが、「素」、すなわち具なしということでしょうね。
みそラーメン750円というのもあったけど、地雷っぽいなー。どうなんでしょうか。
出てきたラーメンは私のイメージとは違っていました。
なかなか、旨いんです。
もやしの水分で出汁が薄まってしまっているようですが、まじで鍋一の超旨時を彷彿とさせるものでした。
今まで持っていた悪い印象は、ヨッパーだった私がいけないんでしょうか?
意に反して旨かったんで、完食してしまいました。
この後の幸陽軒が、このところずっとハズレで、特に前回は、「お湯?」てなスープだったんで、今日のハズレを予期し、ここで食べとこうという算段。

いちばん星1

いちばん星2
さぁ、いよいよオーラスです。
幸陽軒はカウンターが数席開いてるだけの、超繁盛状態。
ラーメン500円、卵入り550円、めし150円の三種類のメニューしかありませんが、「特製」をオーダーすることも可能です。
チャーシュー多目で、生卵が入ったものですが、ここのチャーシューは切り置きで、酸化による苦味を感じることが多いんで、ラーメンが無難でしょう。
出てきたデフォラーメンに眼をひん剥かれました。
なんという美しい茶褐色。コレは大当たり間違いなし。
こんなことなら、いちばん星を残すべきだった・・・。
スープを飲んでみると、極上の豚骨スープです、やはり。
出汁と元ダレと脂の完璧なるアンサンブル。参りました。
麺は、ここだけが否畑瀬食品です。佐賀生麺という噂を聞きましたが、どうなんでしょうか?
ただタイプ的には畑瀬と同じ、中細のストレート麺です。
あぁ、哀号。麺もスープも大量に残し、しぶしぶ退店いたしました。

幸陽軒1

幸陽軒2
いやはや、何とか任務完了。
当初に考えていた、暦日内の全完食によるコンプリートは逃しましたが・・・。
今回感じたのは、同じ畑瀬食品の麺でも、食感がかなり違うなということ。
店によってレシピが微妙に違うからでしょうか?
それとも、麺揚げの差や、スープとの相性でそう感じるのか?
興味深い疑問が残りました。
それと何といっても、「旨っ!」って思っているのに、満腹でしぶしぶ残したことが残念でした。
それって、お店に対しても失礼だろうし・・・。
昨日の長浜系といい、今日の一休軒系といい、連食による横の比較は、断然オモロイ。
「8店食べるのに13時間ほどかかりましたが、日記をアップするのに二週間!(爆)」
■店舗データ
いちげん 佐賀郡川副町大字西古賀925-1 0952-45-7865 11:00~21:00(15時~17時中休み)
定休:水曜 P12台

一休軒さがラーメン(若楠) 佐賀市若楠2丁目6-24 0952-33-1688 11:30~19:00
定休:不定 P 6台

成竜軒 佐賀市高木瀬町大字長瀬1186(パチンコ店・ゴールドラッシュ高木瀬店駐車場内) 0952-31-5367 11:00~20:00 定休:木曜

ショップ ロン(有限会社 畑瀬食品) 佐賀市紺屋町1-2 0952-23-5222 Pあり

一休軒本店 佐賀市松原3丁目2-2 0952-26-5226 11:00~22:00 定休:月曜 P有料駐車場の無理券あり

一休軒鍋島店 佐賀市鍋島町八戸1144-1 0952-26-8095 11:00~20:30 定休:水曜 Pあり

駅前ラーメン・ビッグワン 佐賀市駅前中央1丁目13-16 0952-30-8212 11:00~24:00 定休:第2・4水曜 Pなし

Jazz Bar ロンド 佐賀市水ヶ江1-3-9 0952-26-1076 18:00~25:00 定休:日曜(ウイークデーの昼間は喫茶として営業) P店舗南100M(岡田塾北4台)

いちばん星 佐賀市愛敬町1-1-1F 0952-26-4555 20:00~4:00 定休:日曜 Pなし

幸陽軒 佐賀市大財1丁目1-5 0952-22-7410 20:00~3:00 定休:日・祝(金・土の祝は営業) Pなし

ついに佐賀ラーメンの時は来たりぬ、そはうつくしき曙のごとくなりき
いよいよです。
あの計画を実行に移す時がやってきました。
一休軒系の店を一日で食い尽くそうという、無謀度198%のこの企画。
もっとも、京都と長崎の一休軒には、もちろん行きません。(笑)
四日間ラーメンを断ち、佐賀ラーメンへの精神的渇望を高め、連食へのウォーミング・アップとするとともに、佐賀ラーメンへの「想い」をより高めるために、昨日は、あえて長浜系のラーメンを三連食しました。(自爆)
まずは、最近判明した事実を含めて、一休軒の歴史を振り返ってみます。
間違いが多々あるかも・・・。指摘いただくと嬉しいです。
昭和30年、佐賀で初めてのラーメン店「北京千両(現シャローム)」から遅れること三年、一休軒本店の先代が、白濁豚骨スープの発祥とも言われている三九(久留米)を引き継いだ、四ケ所さん(現在の三九中華そば専門店@佐賀玉屋西の店主)の店で働いていた方と立ち上げたのが一休軒の始まりらしいです。
先代は開店までは、全くラーメン店とは無関係の仕事をされていたそうです。
当時のラーメンの味は現在と違って、ガツン系のストロング豚骨だったそうです。
ほどなく、佐賀でラーメンと言えば「一休軒」のことを指すぐらいに超人気店となり、従業員の方々の暖簾分け店、独立店も数多く出来ました。
本店で開店当初から働いておられた高木瀬の成竜軒店主は、現店主のご主人が若くして亡くなられたこともあり、駅前ラーメン ビック・ワンを切り盛りされていた時期もありました。
駅前ラーメン ビック・ワンには、現在も、本店で働いていた方がおられるようです。
本店の先代と親類筋であった従業員の方は、一休軒鍋島店を開業され、そこからは、いちばん星といちげんという、本店から言えば孫弟子店というのも出来たのです。
現在本店は、二代目の方が切り盛りされていますが、その弟さんが、佐賀市若楠で一休軒さがラーメンを営業されています。
佐賀の飲み屋街で絶大な支持を得ている、幸陽軒の店主は、一休軒本店で修行後、佐賀駅の高架下近くで独立開業したそうですが、場所が悪すぎたのか繁盛にはいたらず、大財あたりに移転されたそうです。
その大財で人気店となり、キャパの大きい現店舗に移動されたそうです。
たまちゃんラーメンの大将も本店で修行されていました。
5月22日をもって一時閉店されたのが、ほんとに残念です。
時間は10時半。さあ一軒目の成竜軒に出かけるかと思っていると、友人のMクンから電話が入る。
どうやらカウボーイビバップの件で、家に遊びに来たいとのこと。うーん、任務も大事だが、それもちと心魅かれる。
よって、予定変更。家で待つことにする。
12時ごろにMクンがやってくる。
あんなハナシやこんなコトをして、オタッキーな時間を過ごす。
ふと気づくとすでに13時前。
いかん、時間がない!
てなわけで家族ともどもMクンも引き連れて、いちげんへ。
新しくなった暖簾と営業時間のプチ変更(オーダーストップの時間新設)の張り紙を写真をカメラに収め店内へ。

いちげん新暖簾(画像クリックで拡大画像:以下同)

営業時間プチ変更
ランチの餃子600円をオーダー。
デフォラーメンは500円です。うんうん、今日も旨いなー。
なんとも濃厚な豚骨の味わい。が、獣臭ってカンジはない。

ランチ(ぎょうざ)
まだまだ未食の佐賀のラーメン店も多いが、まがいもなく私の中でのチャンピオンです。
自宅に戻りしばし歓談の後、Mクンを見送る。
子供とつれあいたちは、明日が上の子のバレエの発表会のために最後の練習に出かける。
ミッション本格稼動モード全開!
時間は14時30分ほど。
うーん、佐賀市の北の方の店から攻めようという、当初予定からすれば成竜軒なのだが、一休軒支店が中休みがあるといけないと思い、(後で中休みなしと判明)一休軒支店から攻めることに。

一休軒さがラーメン(若楠)1

一休軒さがラーメン(若楠)2
デフォラーメン520円をオーダー。
うーん、まずくない。あまりに淡白すぎる気もする。
出汁が若干弱いような印象。つーか、げんこつだけを使った濃厚出汁であるいちげんの後では、頭やバラも使っているんだろうけど、雑味的な甘味が気にかかる。上出来なラーメンには変わりないが・・・。
ここの名物はダブルラーメン(900円)とトリプルラーメン(1200円)。
それぞれ麺が二玉と三玉なんだろうけど、お得感はないなー。
ちなみに、一休軒本店同様に通販をやっていましたが、注文用のハガキのチャーシューの文字が黒塗りされていました。
自家製チャーシューを通販するには、ハム製造業者と同等の許認可が必要らしいです。
そそくさと成竜軒へ移動。
パチンコ屋の駐車場内の店のためか、メニューがかなり豊富。
ちゃんぽん、焼きそばは未食なんだよねー。
が、それにもましてドライカレーに心魅かれる。「チャシュウ」という表記にも。(笑)

成竜軒メニュー1

成竜軒メニュー2
オーダーはもちろんデフォラーメン500円。
店主はかなりの高齢で午後の二時、三時で店から上がってしまうという話を以前聞いていましたが、この日も不在でした。
若干の不安を抱えながら待つ。で、出てきたラーメンは・・・、激うまでしたわ。
うーん、旨いなー。初来店時の感動が甦ってきました。
先ほどの妙に上品な一休軒支店の味とは違い、ガツンと豚骨を感じます。
獣臭系のクセも感じるが(これはこれで好きです)、味のコク・重厚さがスゴイ。
変にクリーミー感を感じた時もあったのですが、今日のは一休軒の源流「久留米系」を感じさせる味です。
もっとも、「三九中華そば専門店」のとは違うベクトルであるが・・・。(笑)
心底、一日でも長く営業していただいて、ずっと旨いの食わせてね、と願望状態です。

成竜軒1

成竜軒2
ふーっっ、もう既に腹いっぱい・・・。もう食えん。てな展開なので、一休軒系の店とは切っても切れない関係の畑瀬食品へ向かう。持ち帰りラーメンを買おうかという算段。
行ってみると、通常1050円の商品(チャーシュー付だと5食、なしだと10食)
が、父の日にちなみ10%オフでした。ラッキー!
ちなみに、小売のショップの名称は「ショップ ロン」という屋号です。
ロンは龍で、ラーメンの器のアレですね。
応対いただいたのは、チャーミングな女性社長さんでした。
いろいろとお話をさせていただいて楽しかったです。
ちなみに後日、自宅で冷し中華バージョンを作ってみました。
で、麺の重量を測ってみました。120グラムでした。
どこの店もこの重量かな・・・。
一休軒の暖簾分け店が、京都と長崎にもありますが、
現在は麺は供給していないとのことです。
上記二店もそうですが、畑瀬食品の県外供給店「葉隠@横浜」も
食ってみたいという願望がムクムクと。(笑)

ショップ ロン(有限会社 畑瀬食品)1

ショップ ロン(有限会社 畑瀬食品)2
いったん自宅に戻り小休止。夕刻に再度出陣。
まずは、総本山・一休軒本店へ。
デフォラーメンは550円と、ちとへこむ価格設定。
チャーシューが多めで、生卵が入る特製ラーメンだと950円です。
特製はここ二十年は食っていないんで、なんとも言えないんですが、「いちげん」のデフォ(500円)→特製(750円)と比較すると、オーダーする勇気が湧かんな~。チャーシューてんこ盛りなんですかね~。
で、ラーメン。一休軒支店と同じでした。
チャーシューはかなりの大ぶりで違うけど。
イメージの中では、若干違うかなとも思っていたんですが・・・。
さすが兄弟。遺伝子恐るべし。<違う?
出汁が薄々になったという意見も多いんですが、実際どうなんでしょうか。今日のも十分「あり」な味でした。
貴婦人ライクで優しすぎて、「かっ飛ばしていこうトンコツ系」を楽しみたい方には、物足りないかもです。脂系のトロリ感もないし・・・。
ちなみに、ここは「餃子」も「アルコール類」もありません。
あとあるのは、卵入り(600円)と大盛(700円)のみ。
スープのバランスが崩れるいう理由からだと思うんですが、昔はなかった大盛がいつの間にか提供されています。

一休軒本店1

一休軒本店2
一休軒本店を後にし、通称「鍋一」こと、一休軒鍋島店へ。
本店で働いていた店主とその奥さん、息子さんらと切り盛りされています。
「いちげん」の修行店であり、期待感はかなり高い。
が、デフォラーメン530円が出てきて、一瞬フリーズ。
スープの色が薄すぎる。食べてみても、やはり薄々。
このミッションでは、なるべく実際のスープの色が出るように、デシカメの設定をいじりながら撮っているんですが、
(↓のいちばん星は光量不足で、実際より彩度が低く明暗の度合いも暗め)写真を見ても他店との差異がはっきりとします。
がっかりである。こんなのありかと、「星一徹」ばりに、丼をひっくり返したい気分である。
「いちげん」と「鍋一」との連食を何度も試み、師匠の勝ちってなことも何度もあったのに・・・。
今日だけの不出来であることを願ってやみません。

一休軒鍋島1

一休軒鍋島2
次は佐賀駅の北口にある、駅前ラーメン・ビックワンへ。
なんでも「王貞治」にちなんだ屋号らしい。
近くに、ららららーめんがあったり、南口近くには山小屋ラーメンがあって、
プチ激戦区か?かなり以前からある店ですが、数度しか行ったことがない。
あんまし、いい印象もないんですが・・・。
オーダーしたデフォラーメンは420円とリーズナブル。
チャーシュー抜きの「ヤングラーメン300円」というのもあります。
チャーシューメン700円、特製ラーメン800円、野菜ラーメン520円というメニューも。
出てきたラーメンは豚骨出汁が濃厚な色合いの魅惑の色。食べてみると、成竜軒と瓜二つの、ガツン系のスープです。
旨いなー、ホントニ。コレで420円は中々です。
写真からもその旨さが甦る。写真は今回のミッションで一番いい写りではないかな。
野菜ラーメンも再度食べてみようと思いながら、退店しました。

駅前ラーメン・ビッグワン1

駅前ラーメン・ビッグワン2

自転車でGO!
再度自宅に戻り、焼酎を少々飲む。
なもんで、23時過ぎに自宅を自転車で出発した。
残るはあと二店。やっとゴールが見えてきました。
台風の接近によるフェーン現象で、高温多湿の夜でした。
ペダルを漕いでるうちに、ポタポタと汗が流れる。
思いっきりクジケて、片田江交差点南のジャズバー・ロンドで小休止することに。
タンカレーのジンリッキーをいただく。
その旨さにしびれて、お替りしてしまう。(笑)
これ以上飲むとミッションの継続が困難になりそうなので、欲望にブレーキ!

ロンドで小休息
ギコギコと自転車で、愛敬の飲み屋街に到着。
あとの二店は飲み屋街のどまん中の、夜のお店です。
幸陽軒では、店の前で数人並んでいたので、いちばん星から攻めのことに。
ここも、いい印象が最近ありません。
鍋一修行店で「いちげん」の兄弟子なんですが・・・。
デフォラーメンは550円。
すラーメン450円というのも。お酢か?とアルコールでちとねじが緩んだ頭に浮かんだが、「素」、すなわち具なしということでしょうね。
みそラーメン750円というのもあったけど、地雷っぽいなー。どうなんでしょうか。
出てきたラーメンは私のイメージとは違っていました。
なかなか、旨いんです。
もやしの水分で出汁が薄まってしまっているようですが、まじで鍋一の超旨時を彷彿とさせるものでした。
今まで持っていた悪い印象は、ヨッパーだった私がいけないんでしょうか?
意に反して旨かったんで、完食してしまいました。
この後の幸陽軒が、このところずっとハズレで、特に前回は、「お湯?」てなスープだったんで、今日のハズレを予期し、ここで食べとこうという算段。
いちばん星1

いちばん星2
さぁ、いよいよオーラスです。
幸陽軒はカウンターが数席開いてるだけの、超繁盛状態。
ラーメン500円、卵入り550円、めし150円の三種類のメニューしかありませんが、「特製」をオーダーすることも可能です。
チャーシュー多目で、生卵が入ったものですが、ここのチャーシューは切り置きで、酸化による苦味を感じることが多いんで、ラーメンが無難でしょう。
出てきたデフォラーメンに眼をひん剥かれました。
なんという美しい茶褐色。コレは大当たり間違いなし。
こんなことなら、いちばん星を残すべきだった・・・。
スープを飲んでみると、極上の豚骨スープです、やはり。
出汁と元ダレと脂の完璧なるアンサンブル。参りました。
麺は、ここだけが否畑瀬食品です。佐賀生麺という噂を聞きましたが、どうなんでしょうか?
ただタイプ的には畑瀬と同じ、中細のストレート麺です。
あぁ、哀号。麺もスープも大量に残し、しぶしぶ退店いたしました。

幸陽軒1

幸陽軒2
いやはや、何とか任務完了。
当初に考えていた、暦日内の全完食によるコンプリートは逃しましたが・・・。
今回感じたのは、同じ畑瀬食品の麺でも、食感がかなり違うなということ。
店によってレシピが微妙に違うからでしょうか?
それとも、麺揚げの差や、スープとの相性でそう感じるのか?
興味深い疑問が残りました。
それと何といっても、「旨っ!」って思っているのに、満腹でしぶしぶ残したことが残念でした。
それって、お店に対しても失礼だろうし・・・。
昨日の長浜系といい、今日の一休軒系といい、連食による横の比較は、断然オモロイ。
「8店食べるのに13時間ほどかかりましたが、日記をアップするのに二週間!(爆)」
■店舗データ
いちげん 佐賀郡川副町大字西古賀925-1 0952-45-7865 11:00~21:00(15時~17時中休み)
定休:水曜 P12台

一休軒さがラーメン(若楠) 佐賀市若楠2丁目6-24 0952-33-1688 11:30~19:00
定休:不定 P 6台

成竜軒 佐賀市高木瀬町大字長瀬1186(パチンコ店・ゴールドラッシュ高木瀬店駐車場内) 0952-31-5367 11:00~20:00 定休:木曜

ショップ ロン(有限会社 畑瀬食品) 佐賀市紺屋町1-2 0952-23-5222 Pあり

一休軒本店 佐賀市松原3丁目2-2 0952-26-5226 11:00~22:00 定休:月曜 P有料駐車場の無理券あり

一休軒鍋島店 佐賀市鍋島町八戸1144-1 0952-26-8095 11:00~20:30 定休:水曜 Pあり

駅前ラーメン・ビッグワン 佐賀市駅前中央1丁目13-16 0952-30-8212 11:00~24:00 定休:第2・4水曜 Pなし

Jazz Bar ロンド 佐賀市水ヶ江1-3-9 0952-26-1076 18:00~25:00 定休:日曜(ウイークデーの昼間は喫茶として営業) P店舗南100M(岡田塾北4台)

いちばん星 佐賀市愛敬町1-1-1F 0952-26-4555 20:00~4:00 定休:日曜 Pなし

幸陽軒 佐賀市大財1丁目1-5 0952-22-7410 20:00~3:00 定休:日・祝(金・土の祝は営業) Pなし

Posted by 今仁 at 23:00│Comments(0)
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