2013年01月28日
おねえさんといっしょ

むかしむかし、なんだか窮屈な職場で仕事をしていた。
妙にジェンダーバイアスに敏感な上司がいて、「嫁さん」とか「奥さん」とかという言葉は禁忌だった。
もちろん、その言葉の語源を考えればそうなのだけれど、今現在ではその言葉たちの持つ語感も意味も「配偶者」と同等なものだと思っていたんで、戸惑ってしまった。
あるいは私の思慮が浅いだけなのかもしれない。
この辺のナイーブサは、「同和問題」を知らない世代に「同和教育」を行う必要性を論じる難しさに通じるようにも思う。
なんだか「ハリネズミのジレンマ」を想起してしまう・・・・。
そんなこんなで、NHKのBSプレミアムでは四月から「おとうさんといっしょ」という番組が放送されるらしい。
もちろん、あの「おかあさんといっしょ」の後追い企画なのだけど、「最近はイクメンって言葉もメジャーになったから、『おかあさんといっしょ』だけだとまずいっしょ」なんて思考なんでしょうかねぇ・・・・。
「嫁さん」=「(対男性の)配偶者」なんて感覚な私は、「おかあさん」=「(代表としての)子供の保護者」なんてロジックなんで、胡散臭く思えてしまう(笑)
んでさぁ、「おとうさんといっしょ」をやるなら同性愛者のために「タチといっしょ」とか「ネコといっしょ」てのもやる必然があるんじぁないか。
つーか、私のために「おねえさんといっしょ」なんていう深夜の癒し番組をやってくれないかなNHK(爆)
ほんでもって結局は何を言いたかったかというと、言葉の持つ意味の変異とか変遷には寛容なのだが、こと「佐賀ラーメン」の変化には敏感なのよ、私。
特に一休軒という名を出されると・・・。
そんなこんなで、例の新店には頑張って欲しいのよ、ホンマ。
屋号だけでなく、味もしっかりと承継して欲しいものである。
「さがんもんといっしょ」に昭和を生き続けてきた一休軒が、平成の時代にも同じように根付いていくのを切望しているのだよ。
Posted by 今仁 at 01:06│Comments(0)
│逡巡
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。