2013年11月30日
一龍軒@佐賀市多布施二丁目
23日のお昼。
大盛り特製ラーメン・700円
丑三つ時の佐賀城鯱の門。
酔いつぶれてタクシーを拾おうと歩いていたら、なぜだか辿り着いた。
その門の前に建っている、かつてこの地にあった佐賀商業の記念碑にもたれかかり、ジッポで煙草に火を付けて休憩することにした。
「その碑の前に立って冬至の日に空を見上げると、門の屋根の上の右端の青銅製の鯱の上から満月が上り、左側の鯱の下に沈むのにぁ。」
そう僕に話しかけて来たのは、光彩が三日月の形をした女性だった。
なんで語尾が「にぁ」で光彩が三日月なのか、としばらく僕は解を求めたのだが、考えても結論は出そうになかったので、過度なアルコールの摂取による幻覚だと思うことにした。
その女性は、龍造寺の怨念を抱えた物の怪にしては不自然な、プラスチックの容器に満たされたコーヒーを飲んでいた。もっとも、その中身が実は行灯の油であったとしても僕には確認する術はなかったのだが・・・・。
僕は門の上空に強力な瞬間接着剤で貼り付けられたような、虚ろな暗黒色をした空を見上げた後に、その女性の方に向かって歩き出し、ハグをした。
フェイクファーのコートを通して乾いた温かい体温を感じた。
なんて、妄想を刹那の間だけ楽しんだ後に、トボトボと家に歩き出したのだが、布団に滑り込めたのは、既に5時2分だったのである。
つー戦国無双な誇大妄想を繰り広げた酔いの後の眠りから覚めたら、空腹だった。
で、血中のアセトアルデヒドを微妙に意識させられる状態の時のルーチン・チョイスな一龍軒に行ったのだ。

ありぁりぁっ、なんかチャーシューが妙に肉色ですね。
キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードの歯茎みたいな色だ。

食べてみると、劇的に冷えていた・・・。
酸化を防ぐために、冷蔵庫(冷凍庫??)に保存されたものを、厨房内に取り出した直後のブツだったようである。
スープに浸して食べるとデフォな味わいだった。
麺は佐賀市高木瀬東三丁目の坂本製麺所のものである。
中華トンや平和食堂と同じ製麺所である。確か、うどんの佐賀県と嘉瀬食堂もそうだったような気がする・・・。
なんか、この地味滋味な麺もツボってしまうww

一龍軒 店舗データ
■住所
佐賀市多布施二丁目4-25
■電話
0952-22-5671
■営業時間
11:30~21:30(15:00~17:30は中休み)
■店休日
水曜日
■駐車場
あり
■UD
店内はカウンターとテーブル席で清潔感がある。終日禁煙で、女性の一人客でも違和感がないと思う。が、店舗建屋が盛土された上に建っており、入口右手側にはスロープがあるものの、ドア正面には三段の階段があるので、UD的にはかなり苦しい。
Posted by 今仁 at 18:53│Comments(0)
│ラ日報
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