2013年09月19日
ぎょうざ屋@佐賀市呉服元町
14日のお昼。
ぎょうざらいす・600円。
意識してラーメンを食べだし、『ラーメン・バー「Imagine」』なんてのを書き始めたのは、既に11年ほど前のことになる。
その間に、数多くのラーメン店の閉店を見届けてきた。
「再来軒」「洋々軒」「来幸軒」「西洋軒」「巧龍軒」「一休軒旧本店」などなど・・・。そしてとどめは、この間の「三九」の火事である。
古き良きものが時代に淘汰されていくことは「有為転変は世の習い」なのだろうが、その記憶をほそぼそと持ち続けることは、先人へのせめての慰めなのであろう。
で先日、「路地裏のぎょうざ屋さん的ブログ」の「食べログというエントリー」で、なかなかに共感できるテキストを読んだ。
一部分を引用させてもらう。
その昔、ある方に「オマエんとこのぎょうざ皮が厚いんだよ~もっと薄くしろよ~」って言われました。
心の中で「うちはこれで商売してるんで、あなたの意見に振り回されたら・・・死んだ初代に申し訳ないんです」
つぶやきました。
選ぶのはお客さまです。
その選択肢に残るか残らないかが、お店の立場なのかな
難しい時代になってきましたね~飲食業界
お店の芯がぶれることなくがんばります。
ただひたすらに、懐古主義ではなく頑なにメソッドを維持し続けることは、ある意味では進化することよりも難しいことなのかもしれない。

つーことで、「ぎょうざ屋」なのである。
薄皮の一口サイズの博多風とは真反対の、いい意味で無骨なここの餃子は、滋味哀愁な佐賀ラーメンと同様の懐かしさ味わいを持っている。

『皮が命!!初代の言葉で「ぎょうざは皮が美味くなきゃだめだ」。今も肝に銘じております』というのは、このお店のホームページに書かれている言葉なのだが、まさにそれを忠実に実行されている頑なさに惹かれてしまう。
にんにくは特殊加工されて具材に溶け込んでいて、匂いがしないというのも嬉しいポイントである。

と、なんだか偉そうに書き連ねているが、ぢつは「すいぎょうざ」は食ったことがない・・・・。
なんだかついつい「焼きぎょうざ」にしてしまうんだよねぇ。
皮も具材もレシピが違うようなので、次回こそは挑戦してみよう。

つーか、一人前の10個を、自由に「焼」と「水」の好みの個数を指定できるシステムなんで、ハーフ&ハーフにしてみようかしらん。
うーん、やっぱ7・3かなぁ・・・・、って焼酎のお湯割りか(爆)

「ぎょうざ屋」がある中央マーケットは、一歩足を踏み入れただけで、タイムスリップ感覚が体験できる、稀有なスペースである。
メモリアルスペースではなく、黙々と日々の営業を頑張っておられるお店が存在している。
大手資本のスケールメリットを生かした安価な商品に飼い慣らされることなく、いつの間にか記憶の底に沈殿してしまった、古き良きものをサルベージすることを忘れてしまうのは「おいしい生活」とは言えないような気がする。

ぎょうざ屋 店舗データ
■住所
佐賀市呉服元町2-2(中央マーケット内)
■電話
0120-29-5585
■営業時間
10:30~19:00
■定休日
毎週火曜日(火曜日が祝日の場合は翌水曜日)
■駐車場
なし・中央マーケット東側入り口隣にある元町セントラルパーキングのサービス券の提供あり
■UD
中央マーケット内なので、駐車場からはちょいと(と言っても数十メートル)距離がある。店舗入り口前及び店内に段差はなし。店内はカウンター席とテーブル席と小上がり席。結構ランチタイムは込むようなので、タイトなスペースと相まって車椅子では難易度高し。雰囲気はいいので、女性客でも気軽に立ち寄れる思う。
Posted by 今仁 at 07:30│Comments(2)
│ラ日報
この記事へのコメント
ここの餃子は焼きと水の両方を試したことありますが、焼きのが美味かったと記憶してますね。
水のほうは、このマーケット内の少し奥にあるもう片方の店のがより良かったと記憶してます。
今なお店舗があるかどうか定かじゃないんで申し訳ないですが。
水のほうは、このマーケット内の少し奥にあるもう片方の店のがより良かったと記憶してます。
今なお店舗があるかどうか定かじゃないんで申し訳ないですが。
Posted by こくりゅう at 2013年10月27日 23:01
なるほど、水餃子はもう一方のお店押しですね。
むくむくと、連食したい心持ちになってきましたww
むくむくと、連食したい心持ちになってきましたww
Posted by 今仁
at 2013年10月28日 11:22

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