2013年11月08日
幸陽閣@佐賀市下田町
22日のお昼。
卵入りラーメン・600円と御飯(小)・150円。
佐賀市愛敬町(正確に言うと大財なのだが・・・)にあった幸陽軒。
その突然の閉店は、すでに5年半も前の事だ。
移転再開店はしたものの、幸陽閣と屋号を変えて焼肉専門店になったのは、あの一杯を狂おしいほど愛していたフリークにとっては寂寞感を感じずにはおられない事象だった。
しかしまぁ、店主の意図は定かではないが、ラーメン専門店にリ・リポーンしたのは、私にお預けを解かれたラブラドール犬が感じるような歓喜をもたらしてくれたのである。

幸陽軒時代は、夜専のお店からか客数のバラツキに起因すると想像していたのだが、ブレが大きかった。
これほど旨いラーメンは、この世に他には存在しないだろうと思える日もあれば、店の前を通っただけで煮込まれすぎた出汁のすえた匂いを感じることもあったりもした。

昼専の幸陽閣になって、ブレはかなり少なくなったように思う。
悶絶するような一杯に毎回邂逅できるわけではないが、ハッキリとしたハズレは食べたことがない。

一休軒旧本店出身の店主である。
その修業先では、豚骨は頭と脛が使われていた。だがこのお店では、多分、バラ骨だけを使用していると思われる。それも他店の骨の量よりは圧倒的に大きな数量のものが・・・。
その数量的優位と美味い一杯を提供するという姿勢が相まって、脂や粘度で顕わさされるものとは根本的に捩じれの位置に存在する濃厚さを実現させているのだ。

で、正直言えば今回の一杯は、少々ライト気味w
それでも、このレベルに達している豚骨ラーメンが日本に何軒も存在しているとは到底思えない。
そんなこんなで、このお店が佐賀に存在しているという価値を、佐賀の皆さんには再認識して欲しいものである、ほんと。

幸陽閣 店舗データ
■住所
佐賀市下田町3-31
■電話
0952-24-5084
■営業時間
11:00~21:00
■定休日
月曜日
■駐車場
あり
■UD
入口前には20センチの段差が2連で存在し、手前開きのドアに5センチの段差も。フローリングの店内にはテーブル席と小上がり席。テーブル席は焼肉用のソレなので、脚下の突起は車椅子には難敵か?テーブルに灰皿が置いてあるので、禁煙ではない模様。
Posted by 今仁 at 21:13│Comments(0)
│ラ日報
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