2013年11月30日
佐賀らーめん 初代@佐賀市大財一丁目
29日の夜。
ラーメン・600円。
とある焼き鳥屋でのことである。
塩でオーダーしたのにタレで出てきた鶏皮を見て、ツレであるとある女性は途端に不機嫌になった。
飲んでいたウーロン茶を一舐めしたかと思うと、帰ろうと言い出した。不本意ではあるが、御意というアクションで店を出て、とあるバーに向かって二人で歩きだした。
が、僕は発見してしまったのである。
幸陽軒の跡地にラーメン店が開店しているのを・・・。
駄目もとでとある女性に聞いてみた。
「ラーメンを食べない?」
答えは予想通りのものだった。
「あんた、ばかぁ?私は生まれてこのかた、店外に無造作に獣臭さをまき散らす豚骨ラーメン店に行ったことがないのが自慢なの。ラーメンは醤油ダレの中華そばしか認められないの。」
「またね。」という言葉を投げ捨てて、すたすたと歩いていくとある女性は、一度だけ振り向いた。
ここぞとばかりに僕は、メーテルを見つめる鉄郎のような瞳をして「行かないでと。」訴えかけたのだが、その願いは極度のマザコン男を見るような、ストイックに口角を上げた微笑みであっさりと却下されたのだった。
そんなこんな展開で、幸か不幸か僕は「ラーメンを食べれた」のである。
いやいや、とある女性に媚びれば、「ラーメンを食べられた」というべきか。

で、ラーメン。
ルックスは幸陽軒というか、現在の幸陽閣に似ている。
普通に考えれば、使用している豚骨の部位が似ているということなのだろう。脛骨と背骨のブレンドなのだろうか??
あまりにルックスがいいので期待していたら、スープを一啜りしてちょっと落胆した。
うーん、ルックスは似ているが幸陽閣には、はるかに及ばない。
が、なんか心に引っ掛かりは作ってくれる。
カウンターのみのお店なのだが、時間は天辺前で席はほぼ埋まっていた。
「いつ開店したんですか?」
と、厨房内の店長らしき男性にお尋ねしたら、なんと開店初日だとか・・・。
おおっっ、それでこんなにオペレーションが悪いのかと納得してしまったw
いやいや、初日でこの出汁のレベルとは、ある意味驚愕かも。

麺は佐賀ラーメンらしい中細のストレート。
テボ揚げだからかなのか、開店初日だからなのか、ちょいとモッサリとしていた。
このあたりは、時間が解決してくれる事象なのかもしれない。
この一杯は、「伸びシロ」というか「完成型」を想起させてくれて、ワクワク感を与えてくれるものだった。
うーん、そんな予感を覚知するというのは、とある女性のある種クールな「男前」さと共通項である「厳然たる信念」を、無理矢理に見い出したかったからだけかもしれんが・・・。
まぁ、いいや。
もう一回、下衆心なしで食べに行くとしよう。
佐賀らーめん 初代 店舗データ
■住所
佐賀市大財一丁目1-5
■営業時間
平日 22:00 ~ 翌3:00
金・土曜日 22:00 ~ 翌4:00
■店休日
日曜日
■駐車場
なし
■UD
入口ドア前に段差はない。店内はカウンター席がうなぎの寝床的に並び、スペース的にはタイト。サポートなしでは車椅子は不可かも。
Posted by 今仁 at 22:59│Comments(1)
│ラ日報
この記事へのコメント
ドラマ仕立て、、、いいなぁ〜
いろんなこと想像しました(笑)
いろんなこと想像しました(笑)
Posted by まさ at 2013年12月03日 09:26
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