2014年06月08日
やつき食堂@佐賀市末広一丁目
31日のお昼。
チャンポン・500円。
1967年開業で、現在は二代目のご夫婦で営業されている食堂である。
私がこのお店のものを食べるのは、三十年ぶりぐらいだろうか。もちろん、味の記憶はないw

チャンポンが500円とは、今の時代では貴重な存在。
店内には4月の消費税アップに伴い一部のメニューを値上げしたと書かれていたが、ママでもアップ後であってもワンコインという素晴らしさは色褪せることはない。

野菜を麺の上に積み上げて山化させるのが、最近のちゃんぽん流行ではないかと思うのだが、そっけないこのルックス故に、自身の中で昭和の郷愁が加速度的に増幅する。

佐賀ちゃんぽんに独自の否海鮮かと思っていたら、極小さなゲソとエビが潜入していた。
で、オムカレーというメニューを発見。
マルフクのオムライスカレーと同じものなのだろうか・・・・。

激しくそのメニューにソソラレるのだが、やはりこういう食堂は、一度定食を食っておくべきだろうなという気もする。

やつき食堂 店舗データ
■住所
佐賀市末広一丁目10-5
■電話
0952-24-4051
■営業時間
10:30~20:00
■定休日
日曜日
■駐車場
あり
■UD
入口ドア前に5センチほどの段差あり。店内はフラットな床で、ゆったりとテーブル席と小上がり席が配置されている。完全禁煙であり純昭和な食堂的雰囲気なのだが、女性や家族連れでも気軽に入れると思われる。
2014年05月18日
レストラン マルフク@佐賀市嘉瀬町中原
16日のお昼。
カツカレー860円。
去年の5月に移転するまで、マルフクは水ケ江一丁目の県立病院好生館の北門の道路対面に存在していた。
昭和のテーストを色濃く残していた店内は、間口は広くなかったが奥行きが結構あった。
「おひとり様」でしっとりしんみりした時間を過ごすには、奥まった席は最適の場所だったのだ。
一番頻繁に私が通っていた頃には、私と同じように喧騒から離れたいのか、あるいは人目を避けたかったのか、何人も「顔なじみ」の客がおられたくらいだ。
そんな「顔なじみ」の中でも特に印象的だったのは、とあるカップルであった。
外回りのサラリーマンらしき四十代と思われる男性と外見から専業主婦の匂いが漂う三十代と思われる女性。どう考えても一回りは歳の差がありそうな二人だった。
二人は言葉少なにテーブルを挟み寡黙に食事をするのが常だった。食事の後にはコーヒー。男性の方は冬でもアイスコーヒーをオーダーしていた。
会話を楽しむわけでもなく、じっとりと見つめあうでもなく、ただただ一緒に同じ場所に存在し時間を共有すること自体を楽しんでいるような姿は、なんだかほっこりさせてくれるものだった。それはまるで、信号待ちの車のなかで、隣に停車しているベビーシートに座ったやっと歩きかけた赤ん坊と視線が合い、一切の邪心や意味がない笑顔を見せられたような気分にさせてくれるのだった。
そんな昭和のいい意味で古臭く独特の空気感をもったお店が、どんどん無くなっていくのを見届けながら平成という時代を生き抜くには、精神的アレルゲンが体内に蓄積されていくことに、気付かないふりをすることが肝要なのかもしれない。

去年の5月が移転開店だから、ちょうど一年寝かせて訪問したことになる。
かなり広めのスペースに、テーブル席と小上がり席がゆったりと配置されている。
奥まった席だったら逢瀬も可能な雰囲気w
運ばれてきたカツカレーの匂いで、その味わいの記憶が一瞬にして甦ってくる。やはりここのカレーは私にとっては特別な存在なのである。
バイアスとか思い込みとか想い出補正とかの言葉を無視して、純粋に楽しめるのだから、ある意味食事を摂るという行動ではなく、思い出の曲を久々に聞いてみるという行動に似ているのかもしれない。

ほんとはスペシャルカツカレーを食いたかったのだが、エビフライが乗っかっているので、甲殻アレルギーの私は泣く泣くあきらめた。
食べ始めにはフルーツの甘味が舌をつつみ、食べ進めと行くと程よい辛さが追いかけてくる。8時間をかけて煮込まれるカレールーは、一度は経験していただきたいものである。
ドライカレーのオムライスにカレールーがかけられた「カレーオムライス」あたりもオススメです、はい。
なお、移転前の価格は消費税アップ後の現在も据え置かれていて、嬉しい限りである。

レストラン マルフク 店舗データ
■住所
佐賀市嘉瀬町中原1964-1
■電話
0952-26-6340
■営業時間
11:30~15:30
17:00~21:00(O.S 20:45)
■店休日
木曜日
■駐車場
あり
■UD
店舗入口のスライドドア前には段差なし、店内の床もフラット。客席はテーブル席と小上り席。結構に広いスペースにゆったりと客席が配置されており、一人での入店でも気おくれはない。店内は禁煙可。
2012年12月30日
レストラン マルフク@佐賀市水ヶ江一丁目
30日のお昼。
カツカレー大盛り・1160円(デフォルトのカツカレーは860円)とアフターコーヒー・200円。
マルフクで高校生の時からホール担当として働かれている女性が、今日で卒業されるらしいという情報が某所から漏れ伝わってきたので、そのキュートなお姿を拝見しに出かけた。

前回は娘の残りまで食べたので、超満腹状態になったのだが、懲りずに今回も大盛りである(笑)
先代のご主人がなくなり、まさに看板娘だったその女性がいなくなるという状況を前にして、つくづく時代の趨勢を感じさせられてしまう。
そんな想い出補正のバイヤスをかけながら、カツカレーをいただいた。
相変わらずユニークなルーである。
甘さを感じたあとに時間差で辛さが襲ってくる。

ツレがオーダーしたのは、ドライカレーのオムライスにカレールーがかけられた、カレーオムライス・930円である。
こちらもマルフクの定番メニューで、オーダーのほとんどがカツカレーとオムライスカレーのようである。

コーヒーカップがなんともレトロで泣かせる。
やはりここは昭和の空気が流れる店なのだ。

テーブル上に置かれた醤油の容器さえも、なんだかインテリアの一部に見えてしまう(爆)
働く人は少し変わってしまったけど、昔と変わらぬ味はしっかりと受け継がれている。
大晦日から1月7日までは、年末年始のお休みを取られるようなので、琴線に触れた方は是非とも久々の「マルフク」を、8日以降に堪能して欲しいものである。

レストラン マルフク 店舗データ
■住所
佐賀市水ヶ江一丁目4-40
■電話
0952-26-6340
■営業時間
11:30~21:00(O.S20:30)
■店休日
月曜日
■駐車場
店舗西側約30メートル
■UD
店舗入口前には、僅かな段差有り。店内はカウンター席とテーブル席。床はフラットでスペース的余裕もそこそこあり。店内は非禁煙。
2012年12月11日
レストラン マルフク@佐賀市水ヶ江一丁目
1日のお昼。
スペシャルカツカレー・1200円とアフターコーヒー・200円。
そんなこんなで、109シネマズ佐賀で4度目のエヴァQ。
今回は、娘と二人でww
で、同時上映されている「巨神兵東京に現わる」が見るたびに心に響いてくる。
反核とか反戦とか、いろいろと解釈は可能なのだろうけど、この作品のもつ雰囲気が好きだ。
で、で、エヴァQの方は問い合わせたところ、いつまでの上映か未定なのだが12月いっぱいは上映されるそうなので、もう一度見に行きたいものである(爆)

てなことで、「お姫様」はポップコーンの一番デカイのを上映中に一人で完食されました。
そのあとに「昼ごはん食べに行くぞ」というフリもガン無視して・・・。

てな展開で、下の娘とも合流し三人でマルフクへ。
なんかいいよね、スペシャルカツカレーのルックス。
昭和の洋食のご馳走ってカンジがなかなかにタマラン。
そんなこんなで、上の娘は当然ながら二口、三口食ったあたりでギブ宣言・・・・。
ほんとほとんど二人前平らげたよ、マジ。
つーか、甲殻類アレルギーなので、エビフライは下の娘にシェアしたのだけどね。

うわっっ、案外とコーヒーカップが派手だ。
これもある意味では昭和的かな。
なんか、某焼鳥店のいつも花柄着ているレジェンド店員を思い出しちまったぜ(爆)

このお店のメニューサンプルがかなり好きだ。
これだけでも、二時間ぐらい見てられそうだ。
椅子さえあれば、熱燗飲みながらコレを肴に4時間は飲めるわ(笑)

レストラン マルフク 店舗データ
■住所
佐賀市水ヶ江一丁目4-40
■電話
0952-26-6340
■営業時間
11:30~21:00(O.S20:30)
■店休日
月曜日
■駐車場
店舗西側約30メートル
■UD
店舗入口前には、僅かな段差有り。店内はカウンター席とテーブル席。床はフラットでスペース的余裕もそこそこあり。店内は非禁煙。
2012年10月10日
レストラン マルフク@佐賀市水ヶ江一丁目
9日のお昼。
カツ丼ぶりセット・850円。
温故知新というか過去と現在の邂逅というか不易流行というか、19インチの巨大ピザのように平べったく言うと、マルフク・ルネッサンクなんだよね、最近のワタクシ。
カツカレーとオムライスカレーを食べたんで、今回は変化球メニューで攻めてみた。

脳内イメージと寸分違わぬルックスのカツ丼ぶりである。
いい意味で凡庸なそれに、なぜかしらホッコリしてしまう。

ガツンとくるロースカツの美味さが、ある意味カツカレーよりピュアに楽しめるのである。
全体的に価格は高めの設定のマルフクだが、満足度を正確に反映させると、そのコストパフォーマンスは決して低くない。

メニュー表の間には、一昔前の情報誌の記事らしきものが貼られている。
そこに書かれている、昨年亡くなられた先代店主のカレーへのこだわりは興味深い。
曰く、「8時間コトコト煮込んで作るんです。それを1週間から10日間ぐらい冷蔵庫でねかせ、それを毎日少しずつ取り出して湯煎で調整しながら出すんですよ。こうするとまろ味がすごく増すんです。」
うむうむ、結構な手間と時間がかかるようですね、カレールーの完成までは。

で、何故か店内の水槽には鮒が泳いでいる。
ももいろクローバーZみたいにアナーキーで、なんだか妙にツボだったりする(爆)

レストラン マルフク 店舗データ
■住所
佐賀市水ヶ江一丁目4-40
■電話
0952-26-6340
■営業時間
11:30~21:00(O.S20:30)
■店休日
月曜日
■駐車場
店舗西側約30メートル
■UD
店舗入口前には、僅かな段差有り。店内はカウンター席とテーブル席。床はフラットでスペース的余裕もそこそこあり。店内は非禁煙。