佐賀×○（さがばってん、まる）

2013年は、佐賀ラーメンファンにとっては、ちょいと辛い年でもあった。

「三九ラーメン店@佐賀市佐賀市中ノ小路」で8.19に火災があったり、１２月の上旬には一龍軒@佐賀市多布施二丁目の大将が急逝されたりしたりで。

しかしまぁ、佐賀には美味しく愛おしいラーメンはまだある。そんなこんなで、


2011-2012の年末年始用の「佐賀に帰ってくるあなたへ」

2012お盆用の「佐賀へ帰ってきたあなたへ（帰郷時に食べたい三杯）」

「佐賀へ帰ってきたあなたへ・2012-2013冬」

佐賀へ帰ってきたあなたへ・2013春

「地元へ帰ろう」・2013夏


と続けてきた、佐賀に帰郷した方におすすめのラーメンを紹介するエントリーなのである。


先ずは、私が取材にちょいとばかり関わらせいただいた、「ラーメンWaker福岡・九州」で紹介された四軒から。

■いちげん。

大晦日は、麺切れで自動閉店（１９時ぐらいか？？）。元旦のみ休み。

クラッシックなスタイルを保持しながらもモダンさも併せ持つ、ヒラギノ角ゴみたいな味わいである。佐賀ラーメンに特有の滋味哀愁なアイテムを保持しつつ、ガツンとパンチの効いたストロングさもある。


■一休軒呉服元町店

３０日は２４時まで、大晦日から１月４日までは２６時までの営業。（オーダーストップは、各時間の３０分前。）

一休軒本店の遺伝子を継ぐべく開店したお店であるが、オールドファンからすれば違和感もある。しかし、それこそが「時代の流れ」なのかもしれない。私はただ、黙々とその味の変移を慈しんでいるのだ。

■らーめん　もとむら

大晦日、元旦、２日がお休み。

一休軒旧本店出身のお店であるが、使う骨の部位はその修業店で使用されていた頭を除き、げんこつのみのお店である。
関西風の「おつゆ」的薄い色合いのスープがべらぼうに旨いときがあり、濃厚や粘度で語られる豚骨ラーメンが偽善ではないのかと思わせるほどである。


■博多ラーメン　味納喜知（伊万里店）

大晦日から２日まではお休み。３日は１５時まで。（武雄店は大晦日と元旦のみ休み。）

博多ラーメンというのには、なんだか反発してしまう私なのだか、ここのラーメンには文句の付けようがない。つーか、「佐賀ラーメン」にこだわりを持つ自身のアイデンティが崩壊しそうだw


で、あとは新旧の二軒。

■幸陽閣

大晦日と元旦はお休み。

一休軒旧本店出身ながら、その進化したラーメンは唯一無二の超濃厚。スープの粘度や脂による「なんちゃって濃厚」ではないその一杯には魂を揺さぶられる。


■佐賀らーめん　初代

３０日　　22:00 　～　翌4:00
大晦日から２日まで休み。
３日　　　21:00 　～　翌4:00
４日　　　22:00 　～　翌4:00

夜専時代の幸陽閣（当時の屋号は幸陽軒）の店舗跡地に先月末にオープンしたニューフェイス。ラーメンのルックスと味わいも幸陽閣へのリスペクトが感じられる。今後に期待したいお店である。


このブログのエントリー「佐賀ラーメン物語」「佐賀ラーメンの私的考察 ver.1.2」「佐賀ラーメン年表ver．1．5」やら「佐賀ラーメン bot」で佐賀ラーメンについて予習・復習して実食に臨めば、必ずやその滋味哀愁さが、心の襞に浸潤してくると思われますですw